上野公園のパンダ、リーリーとシンシンを中国返還。2頭は今どこに?健康状態は?【追記あり】

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上野動物園(東京都台東区)のジャイアントパンダ、リーリー(雄、19歳)とシンシン(雌、19歳)を9月29日に中国に返還すると発表されました。2頭を見れるのは前日の9月28日15:30までです。
また最終日の15:00~15:30の観覧は、事前申込による抽選制(約200名)です。抽選の申込はインターネットで2024年9月3日(火)から受け付け。詳細は、上野動物園公式サイトにて。

リーリーとシンシンのプロフィール

リーリー(力力)のプロフィール

性別   オス
年齢   19歳
生年月日 2005年8月16日 四川省臥龍保護センター生まれ
来園日  2011年2月21

シンシン(真真)のプロフィール

名前   シンシン
性別   メス
年齢   19歳
生年月日 2005年7月3日 四川省臥龍保護センター生まれ
来園日  2011年2月21日 

返還決定への経緯

リーリーもシンシンも2023年9月から高血圧の症状が確認され、降圧剤の投与を継続しています。現在は2頭は採食・行動ともに良好な状態だそうです。
もともと有効期限の2026年2月20日まで飼育管理をするつもりだったらしいのですが、東京都と中国野生動物保護協会、専門家の協議の結果、まだ状態が重篤ではないうちに帰国をさせようという結論に至ったそうです。

2頭が生まれ育った臥龍保護センターはどこ?臥龍の読み方は?

臥龍は日本語では「がりゅう」、中国語読みだと「ウォーロン(wolong)」です。
2008年の四川省大地震で損害を受け閉鎖されていましたが「臥龍中華大熊猫苑」という名前で2016年5月にリニューアルオープンしています。

場所は四川省成都中心部から西に121キロのところにあり、車で約2時間半もかかります。
そのため観光客は比較的少ない方だそうです。
臥龍パンダ基地は東西52キロ、南北62キロ、総面積約70万ヘクタールの面積を持ち、世界で最も広いパンダ保護基地です。

肝心のパンダは約80頭保護・飼育されておりボランティアプログラムでエサ作りや園内の見学、お掃除等体験できるそうです。

シャンシャンはどこにいるの?パンダ界のスーパーアイドル花花(ファーファー)とは?

四川省には4つのパンダ基地があります。
シャンシャンがいるのは『雅安碧峰峡(があんへきほうきょう)パンダ基地』。こちらも観光客が少なく、飼育ブースも自然に近い環境が整っていることが特徴的です。またこの施設でもボランティアプログラムがあり清掃や餌の準備など体験できるそうです。

パンダ界のスーパーアイドルとして有名な『花花(ファーファー)』『成都パンダ繁殖研究基地』で飼育されています。本名は「和花」でニックネームが花花です。とてもかわいい名前ですよね。
この成都パンダ繁殖研究基地は成都から車で約40分とアクセスが良いのと飼育数が約250頭と多いため、見学者もとても多いです。

とくにファーファーの展示前は多くの人が集まるため、2時間待つことも…またパンダは比較的涼しい朝に行動するため開園と同時に入った方が良いです。

上野動物公園では企画展など実施予定

リーリーとシンシンへのメッセージ募集(2024年9月15日〜9月29日)やパネル展示(2024年9月3日~11月24日)などの企画展を実施予定です。
詳しくは上野動物公園の公式HPをご覧ください。

【追記】リーリーとシンシンは今どこに?健康状態は?

リーリーとシンシンは2024年9月29日上野動物公園を出発し、同日四川省雅安市にある中国ジャイアントパンダ保護研究センター碧峰峡基地に到着しました。この基地にはシャンシャンも暮らしています。

碧峰峡基地へのアクセスはコチラの記事が参考になります。

リーリーは碧峰峡基地に到着直後はストレス反応があったそうですが、今は二匹とも環境や飼育員にも慣れ元気に暮らしているそうです。

そして先日、リーリーとシンシンの思い出が詰まった写真集が発売されました!


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