台北の温泉郷・北投温泉:心も体も癒される台湾の名湯
先日、急に5連休を言い渡されたので弾丸で台湾に行ってきましたw
今回の旅の目的は台北からアクセスしやすく、リラックスできる人気スポット「北投温泉」。
日本統治時代から続く歴史と独特の雰囲気を持つこの温泉地は、自然の豊かさと温泉の効能で知られています。
この記事では、北投温泉の魅力やアクセス方法、おすすめスポットについてご紹介します。
北投温泉の歴史と特徴
北投温泉は、台北市の北部に位置する温泉地で、日本統治時代の1896年に開発されました。
名前の由来は、台湾原住民のカタカナ語「パトウ(Patauw)」から来ており、これは「魔鬼(悪魔)」を意味します。温泉の高温と蒸気が立ち込める独特の景観が、神秘的であると感じられていたことからそう名付けられました。
北投温泉では3つの主要な泉質が楽しめることで知られています
泉質 | 特徴 | 効果 |
---|---|---|
白硫黄泉(硫酸塩泉) | 透明で弱酸性、硫黄の香りが特徴 | 美肌効果、血行促進 |
青磺泉(酸性硫黄泉) | 青みがかった水、酸性が強い | 殺菌作用、皮膚病や筋肉痛の緩和 |
鉄硫黄泉(炭酸鉄泉) | 茶褐色、鉄分を豊富に含む | 鉄分補給、冷え性改善 |
北投温泉へのアクセス
台北市中心部からは非常にアクセスが良く、MRT淡水信義線で「北投駅」まで行き、そこから温泉街行きの支線「新北投駅」に乗り換えると、北投温泉街にすぐ到着します。
台北から電車で約30分程度なので、日帰り旅行にもぴったりです。
北投温泉の見どころ・観光スポット
北投温泉博物館
温泉街のシンボルとも言える「北投温泉博物館」は、かつての日本統治時代の公共浴場を改装して作られた建物です。建築様式が和洋折衷で、日本風の木造建築と洋風のデザインが見事に調和しています。館内では、北投温泉の歴史や温泉文化について学べる展示が行われており、観光客にも大人気です。
北投温泉博物館 – 台北 – 旅行のクチコミサイトフォートラベル
地熱谷
「地熱谷」と呼ばれる自然温泉源も見逃せません。
ここでは、温泉が湧き出る様子を間近で見ることができ、硫黄の香りと共に神秘的な雰囲気を味わえます。温泉の水温は80~100度にも達するため、入浴はできませんが、湯けむりが立ち込める景色はまるで映画のワンシーンのよう。
観光スポットとして写真撮影にも最適です。
瀧乃湯
地元民からも愛される公共温泉「瀧乃湯」は、日本式の温泉施設で、リーズナブルな価格で入浴を楽しむことができます。
木造の建物が懐かしい雰囲気を醸し出し、日本のお風呂文化が息づいていることを実感できます。
シンプルな施設ながら、お湯の質の高さが人気の理由です。
こちらは日本と同じ裸で入るタイプの銭湯です。
水曜日が休みなので注意してください。
北投温泉の宿泊施設
ホテル予約サイトで評価の高かった宿泊施設をご紹介します。
ホテルロイヤル北投(北投老爺酒店)(Hotel Royal Beitou)
ホテルロイヤル北投(北投老爺酒店)(Hotel Royal Beitou)
楽天トラベル ★5
Google ★4.3
ホテル.ロイヤル.北投は台湾初の「ウェルネスリゾートホテル (Wellness Hotel)」で、ホテル. ロイヤル .グループで最もご好評をいただいている温泉リゾートサービスを受け継いでいます。温泉付き客室、高級SPA、フランス料理、さらに専門スタッフが指導するリラクゼーションフィットネスコースを通じて、心、体、魂がリラックスする癒しの休日をお楽しみいただけます。 また高度な健康管理、医療美容サービスを組み合わせることで、美と健康を同時に高めるバケーションスタイルを体験することができます。
ホテルロイヤル北投公式HP
こちらのホテルは新北投温泉駅の目の前にあります。
このホテルではフィットネスプログラムに参加したり、同建物内にある北投健康管理病院での予防治療や美容治療も受けられるそうです。
スイートミーホットスプリングリゾート(水美温泉会館)(SWEETME HOTSPRING HOTEL)
スイートミーホットスプリングリゾート(水美温泉会館)(SWEETME HOTSPRING HOTEL)
楽天トラベル ★4.3
Google ★4.0
こちらのホテルも新北投温泉駅からすぐの場所にあります。
全室温泉が出る風呂付で、大浴場や個室風呂もあります。大浴場は水着とヘアキャップが必須ですが日帰り入浴も受け付けています。
日帰り入浴は予約を受け付けていませんがJCBでは優待付き予約ができるそうです。
北投温泉での注意事項
北投温泉は非常に強い硫黄泉であるため、入浴時間が長すぎると体に負担がかかることもあります。
一般的には15~20分程度で一度湯から出て休憩するのがおすすめです。
実際、私が訪れた銭湯では若い方が倒れて看病されていました。
また、入浴前にはシャワーを浴び、温泉成分をしっかりと体に浸透させるためにも、お湯から出た後は体をすすがないで乾かすと、より効果を感じられるでしょう。
おわりに
北投温泉は、台北からのアクセスも良く、観光とリラックスを同時に楽しめるスポットとして非常に人気です。
歴史ある建物や美しい自然に囲まれ、まるで時間が止まったかのようなひとときを過ごせます。台湾旅行の際は、ぜひ北投温泉で心身ともにリフレッシュしてみてください。
台湾旅行ではいつも参考にさせていただいている台北ナビでも北投温泉の記事がありました。
おまけ・もっとディープな台湾の温泉を楽しみたい人向け


上記で紹介した北投駅・新北投駅エリアと少し離れた場所に皇池温泉御膳館という温泉施設があります。
ここのエリアはオレンジ色の地肌や、温泉の煙はまるで登別温泉の地獄谷や箱根温泉の大涌谷を彷彿させます。
この地域は台北中心部から同じく淡水線に乗り、石碑駅で降り508か128、S36のバスに乗ります。
台湾のバスは恐ろしく運転が荒いです。
駅から乗る場合は立たなければいけないくらい混んでますので、絶対にどこかにつかまってください。
「行義路4(シンイールースー)」というバス停で降りますが、その後グーグルマップを信用してはいけません。近道であるバス停から下っての坂道を案内されますが、途中から民家の裏道を通らなければならない上に崖のような道を案内されます。
なので、絶対にバス停降りたら坂を登ってください。坂を登ると案内の看板が見えます。
基本的に入り方は日本と同じですが、シャワーキャップを忘れずに(忘れたらタオルを巻けばOK)
日本人にあまり知られていないとはいえ、地元の人で大賑わいな場所です。
台湾人と混じってのんびりするのもいい思い出になるでしょう。
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